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WordPress のアップグレード/詳細
出典: WordPress Codex 日本語版
このページでは、バージョン 1.5.x、2.0~2.6.5 から 2.8.5 への手動アップグレード手順を説明します。その他のバージョンならびに WordPress ME からアップグレードする場合、WordPress のアップグレードをご覧ください。
アップグレードする前に: 以下の作業に入る前に、新バージョンの動作環境などをご確認ください。
アップグレード作業の流れ
(注) バージョン 2.6 から、手順13 が加わりました。
- データベースをバックアップ。
- サーバ上にある全ての WordPress ファイルをバックアップ。
.htaccessファイルをお忘れなく。 - 取得したバックアップファイルを検証。ファイルが存在するか、使える状態であるか。
- 全てのプラグインを無効化。
- 以上 4 ステップを確実に完了させる。完了するまでアップグレードしないでください。
- http://wordpress.org/download/ (日本語版は http://ja.wordpress.org/ )から新バージョンの WordPress パッケージをダウンロード、展開。
- サーバ上の古い WordPress ファイルを削除。ただし、次のものは削除せずに残すこと。
wp-config.phpファイルwp-contentディレクトリ- この中の
wp-content/cacheディレクトリとwp-content/plugins/widgetsディレクトリは削除。
- この中の
wp-imagesディレクトリ(あれば)wp-includes/languages/ディレクトリ (言語ファイルをあえてここに置いている場合).htaccessファイル (パーマリンク設定をしている場合)robots.txtファイル (ブログがルートにあって、このファイルを作成している場合)
- 上記 6 で展開した新バージョンのファイルをサーバへアップロード。
- ブラウザで管理パネルにアクセスし、画面の指示に従ってデータベースアップグレードプログラムを実行。
- パーマリンク設定画面でパーマリンク構造を更新。必要であれば手動で
.htaccessファイルのカスタムルールを差し替える。 - プラグインとテーマを新バージョン対応版に更新。
- プラグインを有効化。
- wp-config.php ファイルにセキュリティ・キーの定義を追加する。
- WordPress の変更点を見直す。
以上がアップグレード作業の概要です。続けてアップグレード手順の詳細をお読みください。
もしもトラブルが生じたら、下記の説明をもう一度読み直して、手順どおり正しく行ったかどうか確認してください。また、トラブルシューティング: よくあるインストールトラブルも参照してください。
バージョン 1.5.x、2.x(2.0~2.6.5)から 2.8.5 への詳細なアップグレード手順
以下は、上記手順のさらに詳しい説明書です。作業を始める前に、一通り目を通しておいてください。
データベースのバックアップを取得してください。WordPress の設定やユーザー、投稿・固定ページ・コメント・リンク・カテゴリーなどのデータは全て MySQLデータベースに保存されています。この手順についての詳細は「データベースのバックアップ」をお読みください。
アップグレードを始める前にデータベースをバックアップすることはとても大切です。もし何らかの理由で WordPress の「旧」バージョンに戻さなくてはならなくなったときに、このバックアップからデータベースの復元が必要になるかもしれないからです。[1]
WordPressディレクトリにある「全ての」ファイルと .htaccessファイルのバックアップを取得してください。今までにアップロードした画像や、管理パネルから更新したプラグイン、編集したテーマファイルなどもここにあります。サーバからローカルコンピュータ(あなたの PC)に全ての WordPressファイルをダウンロードするには、通常 FTP クライアントを使います。詳しい説明は「WordPress サイトのバックアップ」をお読みください。
WordPress のコアファイルに何らかの変更を加えている場合や、カスタマイズしたプラグインやテーマを使用している場合は、これらのファイルを正しくバックアップしてください。アップグレードを始める前にこれらのファイルをバックアップすることはとても大切です。この後の作業でサーバ上のファイルを誤って消してしまったり、何らかの理由で WordPress の「旧」バージョンに戻さなくてはならなくなったときに、バックアップしたファイルの再アップロードが必要になるかもしれないからです。
バックアップが正しく作成され、使用可能であるかどうか検証してください。アップグレード作業の中で一番大切な手順です!
- バックアップファイルがローカルコンピュータ(もしくは保存した他の場所)で見られるかどうか。
- バックアップファイルのサブフォルダも開けるかどうか。
- ファイルが zipファイルの中にある場合は、解凍できるかどうか。
- テキストエディタで
.sqlファイルを開き、DB のテーブルとデータの中身を見られるか。
管理パネルでプラグイン画面を開き、全てのプラグインを無効化してください。WordPress 本体が変わるので、プラグインによってはアップグレード処理と衝突する可能性があるからです。
もし最初の4ステップがまだ終わっていなければ、ここでストップして、まず4ステップに従ってください。最初の4ステップが終わるまでアップグレードはしないで下さい。
アップグレード時の問題解決で頼りになるのは WordPressサポートフォーラムです。トラブルが起きてフォーラムで質問すると、フォーラムのボランティアの人達は、最初の4ステップを終わらせたかどうか尋ねてきますよ。
http://wordpress.org/download/ (日本語版は http://ja.wordpress.org/ )から新バージョンの WordPressパッケージをダウンロードし、解凍します。
- この後 FTP でリモートウェブサーバへ WordPress をアップロードするのであれば、ウェブブラウザで自分のコンピュータに WordPressパッケージをダウンロードし、解凍してください。
- webサーバへ Shell でアクセスできて、コンソールベースのツールを使うことに抵抗がない場合は、WordPress を直接あなたの web サーバへダウンロードすることも可能です。
wget、またはlynx等のコンソールベースの webブラウザが使用可能で、FTP を行ないたくない場合に利用できます。 パッケージを現在の WordPressディレクトリと同階層のディレクトリ(例えば "uploads" など)に置き、次に、gunzip -c wordpress-2.8.5.tar.gz | tar -xf -またはtar -xzvf latest.tar.gzで解凍します。
WordPressパッケージは wordpress というフォルダの中に展開されます。
一部のファイルを除き、サーバ上にある旧バージョンの WordPress ファイルを削除します。(バックアップは取ってありますね?)
どうして削除するの? アップロード(または cPanel を使ったアップグレード)処理中に既存のファイルが正しく上書きされなかったり、不要な旧ファイルが残ったり、それが後で問題を生じさせたりすることがあるので、一般的に、可能なものは全て削除しておくほうが良いのです。
削除する/してはいけないファイル一覧:
取り消し線が引かれたディレクトリ・ファイルは削除、それ以外は残します。必要なファイルを削除しないよう注意深く作業してください。
-
public_html/(ドキュメントルートディレクトリ)-
robots.txt-- 残す -
.htaccess注1 -
index.php注1 -
wordpress ディレクトリ-
-- 削除 注2wp-admin/ -
wp-content/-
-- 削除(2.0.x からアップグレードする場合にのみ存在)cache/ -
languages/-- 言語ファイル -
plugins/-
-- 削除(Sidebar Widgets プラグイン用ディレクトリ)[1]widgets/
-
-
themes/-
(本体同梱デフォルトテーマ)新バージョンに差し替えdefault/ -
(本体同梱クラシックテーマ)新バージョンに差し替えclassic/
-
-
uploads/-- アップロード画像
-
-
wp-images/(1.5.x 以前から使っているときにのみ存在) -
-- 直下のwp-includes/languages/が不要であればまるごと削除-
languages/(言語ファイルの古い置き場所 [1]) -- あえてここに置きたい場合はこれだけ残す。wp-content/languages/に切り替えてよければ削除(次回のアップグレードからwp-includes/ごと削除できるようになる)
-
-
.htaccess-- 残す(パーマリンクのカスタムルールを追加してある場合に存在) -
wp-config.php-- 残す -
以下全て削除 (注1')index.php -
license.txt -
readme.html -
wp-app.php - ...
-
-
注意:
- 注1 訪問者のアクセスをルートにしたまま WordPress ファイルを専用ディレクトリにまとめている場合、ドキュメントルートディレクトリに
.htaccessとindex.phpがある。.htaccessは削除せずに残し、index.phpは新バージョンで複製元ファイル(注1')に変更があれば作り直す。 - 注2 セーフモード対応で
wp-admin/.htaccessを置いている場合、.htaccessのみ残し、wp-admin/下のその他のファイルは削除。 - コンテンツ、カスタマイズしたプラグイン・テーマ -- 画像等のメディアファイル、ならびに、その他カスタマイズしたコンテンツやプラグイン等が
wp-contentディレクトリ内にある場合は削除しないこと。 - コアファイルのカスタマイズは、新バージョンでも必要かどうかを確認の上、必要であれば新バージョンのファイルを元に作り直してください。
どうやって削除するの? サーバからファイルを削除する方法はいくつかあります。FTP クライアントを使うこともできますし、もし使えるなら Telenet や SSH でもアクセスできます。ファイルやフォルダを削除するツールを用意しているホスティングプロバイダ(レンタルサーバ)もあります。
- FTPを使って削除する場合
- アップロード/en に使う FTP クライアントをファイルとフォルダの削除に使用できます。
- 空でないフォルダを削除できないときは、FTP クライアントのオプション設定をチェックしてください。空でないファイルを削除する権限を与えるオプションがあるはずです。空でないファイルの削除によって、WordPressの古いインストールを手早く完全に一掃できます。ファイルの削除が完了したら、安全上の理由から FTP の設定を元に戻すことをお勧めします(うっかりディレクトリごと削除してしまうことを防ぐため)。
- Telenet や SSH を使って削除する場合
- コマンドラインでログイン(telnet または SSH)できる場合は、以下のコマンドを使って、必要なファイルのバックアップコピーを作成したり、ディレクトリの中の WordPressファイル(と
.htaccessファイル)「だけを」削除する事が出来ます。下記のcpコマンド以外にもカスタマイズしたファイルがある場合(例:index.php)は、そのファイルもコピーしてください。-
mkdir backup -
cp wp-config.php .htaccess backup -
cp -R wp-content backup -
rm wp*.php .htaccess license.txt readme.html xmlrpc.php -
rm -rf wp-admin wp-includes -
cp backup/wp-config.php . - アップグレードが終了した後、カスタマイズされたテンプレートやプラグインをバックアップディレクトリから復元(リストア)することができます。例えば、
index.phpをリストアするにはcp backup/index.php .を使います。
-
- SSH を使った別のやり方としては、
- まず、新たに別名で wordpressディレクトリを作り、
wp-config.phpおよび.htaccess、追加/変更したコンテンツファイルをその中にコピーします。 - 次に、旧ディレクトリの名前を変更(リネーム)して(退避させ)、新しいディレクトリをその場所に移動させます(=本番の wordpressディレクトリ名にリネーム)。
- まず、新たに別名で wordpressディレクトリを作り、
訳注: 最後の方法は、FTP のときにも応用すると、ファイルの削除する/しないに気を使わなくて済むので楽かと思います。
ローカルコンピューターにあるアップグレード用の新ファイルとFTPを使って、初めてWordPressをインストールした時の要領で、新ファイルをサイトのサーバーにアップロードしてください。FTPプログラムを使ってアップロードする時の詳しいガイドラインはUsing FileZillaとUploading WordPress to a remote hostをご覧下さい。
注意: wp-content フォルダーを削除しなかった場合は、アップロード中にいくつかのファイルを上書きする必要があります。
wp-contentフォルダーにはWordPressのテーマとプラグインが含まれています。これらはそのままにしてください。それ以外のものを先に全てアップロードして、その後、新しいものや変更のあったWordPressのファイルだけを新しいwp-contentフォルダーにアップロードしてください。 デフォルトのプラグインの旧バージョンは新しいもので上書きしてください。
WordPressのデフォルトのテーマにも変更がありますので、wp-content/themes/defaultフォルダーにアップロードしてください。デフォルトのテーマをカスタマイズしている場合は、アップグレードした後で変更点を見直してインストールする必要があります。
Webブラウザで管理パネル(wp-admin/)に行きます。WordPress がデータベースのアップグレードの要否をチェックして、必要であれば、次のリンクが表示されます。
This link will lead you to run the WordPress upgrade script by accessing wp-admin/upgrade.php. Follow the instructions presented on your screen.
Note: Make sure the database user name registered to WordPress has permission to create, modify, and delete database tables before you do this step. If you installed WordPress in the standard way, and nothing has changed since then, you are fine.
手動でアップグレードスクリプトを実行したい場合:
- WordPressがルートディレクトリにインストールされている場合: http://example.com/wp-admin/upgrade.php
- WordPressがblogという名前のサブディレクトリにインストールされている場合(例): http://example.com/blog/wp-admin/upgrade.php
もしもアップグレード後にログインできなくなったら、ブラウザの Cookie を削除してみてください。
管理パネル > 設定 > パーマリンク設定画面にて、パーマリンク構造を更新してください。必要であれば .htaccessファイルにカスタムルールを追加してください。パーマリンクと.htaccessファイルに関する詳細はパーマリンクの使い方をご覧下さい。
WordPress の新バージョンに対応しているプラグインとテーマを確認するため、プラグイン互換性リストおよびテーマ互換性リスト、または、プラグイン・テーマの配布元サイトを参照してください。必要に応じて、使用しているプラグインやテーマの新バージョンをアップロード、インストールしましょう。
管理パネルから、使用するプラグインを有効化してください。
最新版の WordPress では、ユーザの Cookie に格納される情報をより強固な暗号化で守るため、AUTH_KEY および SECURE_AUTH_KEY、LOGGED_IN_KEY、NONCE_KEY という 4つのセキュリティ・キーを使います。
あなたのサーバから wp-config.php ファイルをダウンロードしてテキストエディタで開き、これらの定義が入っているか確認しましょう。行が見つからないか、値が初期値のままだったら、wp-config.php の編集の説明に従って行を追加/修正し、更新した wp-config.php ファイルを再びサーバへアップロードしてください。
WordPressの最新情報は以下の資料を参照してください。
- バージョン 2.8.5 の詳細
- WordPress 開発ブログ (和訳)
- WordPress 日本語ローカルサイト ブログ(日本語版の新バージョンについて)
- 古いバージョンからアップグレードしたときは、今までのバージョン情報も確認。
バージョン2.2以前のバージョンからのアップグレードをFantasticoで行う場合、Fantasticoは新しいwp-config.phpを作成する時に、wp-config-sample.phpを使用します。これによって、DB_CHARSETと DB_COLLATEという新しい2つの値がwp-config.phpに書き込まれます。2.0.10や2.1.3などの2.2以前のバージョンから 2.8.5にアップグレードする際には、この行はwp-config.phpから削除する必要があります。DB_CHARSETと DB_COLLATEについての詳しい説明はwp-config.php の編集をご覧下さい。
- レイアウトの崩れやエラー
- ブログのレイアウトが崩れていたり、エラーメッセージが表示されている場合は、新コード上では動かない古いプラグインが犯人の可能性があります。WordPressの管理パネルで、デフォルトのプラグイン以外のプラグインを全て無効化してください。その後、プラグインをひとつずつ有効化してください。
- カスタマイズやハックをしましたか?
- その他のWordPressファイルを変更している場合は(WordPressを"ハックした" 場合)、自分が行った変更をきちんと把握しておくというのが前提です。編集したコードを新コードに書き写す必要があります。WordPress バージョンにリリースごとの変更ファイルの一覧があります。
- 旧コードを使い続けたい
- アップグレードは最新でベストなコードを提供します。どれだけたくさんカスタマイズをしていても、旧コードを使うとほとんど必ずと言っていいほど問題が生じます。変更を加えた旧コード使うという試みは悪くはないですが、エラーが生じる可能性は大きくなります。
- 旧バージョンに戻せますか?
- 戻すことはできますが、最新バージョンから旧バージョンにロールバックする(バージョンを戻す)ことは通常お勧めできません。新バージョンはセキュリティアップデートが含まれることが多く、旧バージョンに戻すとサイトにセキュリティ上の問題を残す可能性があります。また、バージョン間のデータベース構造の変更のためにサイトのコンテンツ、記事、コメントなどを維持するのが難しくなったり、データベースに保存されている情報を利用しているプラグインに問題が生じたりします。それでも旧バージョンに戻したい場合は、自己責任で行ってください。アップグレードを試みる前にサイト全てのバックアップとデータベースのバックアップをしなければ、ロールバックはほぼ不可能だと思ってください。 wp-config.php以外の全てのWordPressファイルを削除し、バックアップしたファイルをサーバーにアップロード/enした後、バックアップファイルからデータベースを復元をしてください。ロールバックには正常に動作するバックアップが必ず必要です。WordPressのバージョンによってはロールバックできないこともあります。
- もっと詳しく
- アップグレード後エラーが発生する場合は、トラブルシューティング: よくあるインストールトラブルや、トラブルシューティング/en、Codex の「設置」カテゴリのページ/enをご覧下さい。探している答えが見つからない場合は、WordPress Suppport Forumsで質問の内容を詳しく投稿してください。その際、古いコードを使っていないか、使っているならそれを変更するように必ず勧められますので、質問する前に変更しておきましょう。
他言語版の最新バージョンについては 英語版Codex を参照。
原文・最新版: WordPress Codex » Upgrading WordPress Extended (最新版との差分)
脚注
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